5日目


前日の夜22:30頃、暗くなった空にこの旅で初めての星を確認。
翌日気になって5:30に目覚めると、ホテルの窓から真正面に望めるツークシュピッツェの岩壁が朝日でうす紅色に染まっている。
今日だ!と朝食もそこそこに、前日調べてあった登山駅の一番列車に乗り込む。
山岳鉄道駅周辺にも、キンポウゲ、クサフジ、シモツケ、ホクシャー、ノコギリソウ、ミヤマフウロ、コウリンタンポポなどが咲いている。

列車は8:15に出発。
乗ってすぐに可愛らしい女の子が来たので「モーゲン」(おはよう)と声を掛けるとキョトンとして固まってしまった。
アーヘン工科大学に研究目的でドイツに来ているコウジ君(5歳)とミキちゃん(3歳)の一家。
「ボク達、5人家族・・・」とお母さんのお腹にいる赤ちゃんも紹介。
「あら、ミキちゃんお姉さんになるのね」と話を聞いていると、いつかBSテレビで興味深く見た“森の幼稚園”の話に。
朝、かなりの雨だったのでまさかこんな日は森に行かないだろうとお弁当を持たせなかったら、魚屋の厚手のゴムの前掛けのような雨合羽を着て森へ。
お弁当は「自分の食べたいものを指差して、友だちのをもらいなさい」と先生。
「そんなに沢山の服を日本から持って来ていないのに、森の幼稚園から帰るとズボンは確実に穴!」とお母さん。でもいいなあ。孫も通わせたい。

今度の旅で初めて用意した杖。
中腹にあるアイプ湖に立ち寄るために列車を降りて階段を下っていると、ミキちゃんのお母さんが「村上さん、こんな所で杖を使わなかったらいつ使うんですか?」それもそうだと思って使い始めたらすぐに、杖に気をとられて石の階段でグニネンと捻って横倒しにコケてしまった。
足を捻挫しないで良かったと思いながら、それからは杖をカラカラと引きずるのみ。

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